電源ICのトレックス、民生機器から車載機器向けに戦略シフト 画像 電源ICのトレックス、民生機器から車載機器向けに戦略シフト

IT業務効率

電源ICの専業メーカー、トレックス・セミコンダクターの芝宮孝司社長は7月1日、都内で社長就任後初の会見に臨み、車載機器や産業機器など非民生分野向けに注力し、柱の事業に育成していく方針を示した。

芝宮社長は「我々は電源ICをまずデジタル家電などの民生向けから展開してきたが、現在では民生分野の競争が厳しいことから、産業、車載、医療機器といった非民生向けの売り上げが全体の40%近くを占めるようになってきた。今後は非民生向けを我々のベースの事業にすべく、製品としては高耐圧、大電流、低ノイズで、非常に小型で省電力といった非常にバランスの良いものを展開していきたい」と述べた。

また2015年度から新たに始まる3年間の中期経営計画も合わせて公表された。芝宮社長は「リーマンショック以降、非常に厳しい時代が続き、我々としては収益力、体力をつけようということで2014年度までの3年間は、それまで民生向け一本槍でやっていきたものを車載や産機、医療関係のシェアを上げることで、収益力を高めてきた」と、前中計を総括。

その上で「次の3年間は世界の中で強みを発揮しながら成長力を向上していく。世界で存在感のある会社になるべく、トレックスというブランドをさらに確立していきたい。売り上げを伸ばしながら将来に向けての投資を積極的に進めていく。事業展開には人材が一番のキーポントになる。アナログ電源は非常に地道に設計をしていかなければならないので、人材を多く集めていきたい」との展望を示した。

新中計では2014年度に99億円だった連結売上を17年度には130億円に、また13.5%だった営業利益率を18%にまでそれぞれ引き上げることを目標に掲げている。芝宮社長は、非民生分野向けの売上比率に関しては「14年度実績は37%だったが、17年度の目標としては55%にまで高めて、ベースのビジネスにしたい」と述べた。

電源ICのトレックス、車載向けを柱に…芝宮新社長「非民生向けに注力」

《小松哲也》

編集部おすすめの記事

特集

IT業務効率 アクセスランキング

  1. サービス業のIT利用最前線!:1  老舗旅館がタブレットで変革

    サービス業のIT利用最前線!:1  老舗旅館がタブレットで変革

  2. 国交省・森昌文技監「既にオープンイノベーションの動きは始まっている」

    国交省・森昌文技監「既にオープンイノベーションの動きは始まっている」

  3. サービス業のIT利用最前線!2 話題の“IoTホテル”が東京進出

    サービス業のIT利用最前線!2 話題の“IoTホテル”が東京進出

  4. VRによるショッピングの未来、VRコマース

  5. 大林組がIoT活用のシャツ型センサータイムリーに体調管理

  6. VR/ARのトレンドとは? 未来を提示する展示会「CES2017」

  7. 【スマート林業:2】経済効果20億、ICTが森林をお金に換える!

  8. 次世代IoTシステムの規格化を目指す業界団体が発足、オープンイノベーションへ

  9. 【ポストものづくり時代:5】低成長時代に生き残る戦略

  10. サービス大賞の受賞病院に学ぶ「地域で企業が生き残る秘訣」

アクセスランキングをもっと見る

page top