[ヒットの兆し] 健康食材で人気のケール 生鮮野菜での需要も 画像 [ヒットの兆し] 健康食材で人気のケール 生鮮野菜での需要も

インバウンド・地域活性

 健康食材としてケールに注目が集まっている。カルシウムや食物繊維、ビタミンCを多く含み、スムージーブームをきっかけに購入者が増加。周年供給の体制を整え、拡大する需要に対応する卸売会社もある。

 東京都中央卸売市場築地市場の卸売会社、東京シティ青果には昨年から問い合わせが急増。「今後、販路の伸びしろは大きい」として、周年での供給体制を築いた。現在の卸売価格は1パック(100~150グラム)150円で、かき菜など同じアブラナ科の葉物を大きく上回る水準で定着している。

 ケールは、欧州原産のアブラナ科野菜で、キャベツの原種とされる。2000年前から欧州で食べられており、日本ではこれまで青汁の原料として多く使われてきた。昨年ごろから、生野菜や果実で作るスムージーが健康志向の強い女性などに人気となり、栄養価の高さからケールに注目が集まった。

 東京・六本木のカフェ「ELLEcafe六本木ヒルズ店」は、ケールをホウレンソウやメロン、レモンなどと混ぜて作ったジュース(1本900円)やスムージー(1杯600~700円)を販売。女性の美容と健康をサポートする同店の商品群の中でも「人気商品になっている」という。

 加工して食べる消費の裾野が広がる中、生鮮野菜としての需要も今後期待できそうだ。ケールを育種する増田採種場(静岡県磐田市)は今年2月、葉を柔らかくしたサラダ用の品種「ケールdeサラダ」の販売を開始した。契約農家に生産を委託し、同社が販売する。伸びしろが大きい有望商品として東京シティ青果も期待する。
日本農業新聞

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