「中小企業の《経営論》」第6回:辞めて行く社員に向き合うこれからの形 画像 「中小企業の《経営論》」第6回:辞めて行く社員に向き合うこれからの形

人材

 どんな会社でも、必ずキーマンの社員がいると思いますが、その人たちの動静が、必ずしも思惑通りになるとは限りません。特に中小企業の場合は、活躍を見込んでいた社員が辞めてしまったり、いくら採用しても定着しなかったり、人の出入りが激しくなってしまうことも多いと思います。

 大企業であれば、誰かが辞めてもそれをカバーする人がいるでしょうが、一人ひとりの守備範囲が広く、代わりの人間が簡単には用意できない中小企業では、人が辞めてしまうということが仕事上の大きな問題になります。

 私が、今までいろいろな中小企業とお付き合いをしてきた中で思うのは、辞めてしまう人への向き合い方が、はっきり二通りに分かれるということです。辞めた後でも友人、知人として付き合いを続けるか、自分の気持ちを理解しなかった裏切り者として、二度と付き合おうとしないかのどちらかです。

 どちらも自社なりの人間観によるものだと思うので、それをどうこう言うつもりはありません。ただ、最近の世の中全般の傾向は、「出戻り歓迎」など、退職者との良好な関係を作ろうという企業が増えています。

 ある記事によると、インターネットサービス大手のサイバーエージェントでは、退職する者に対して、「出戻り歓迎」をメッセージとして発信するため、「ウェルカムバックレター」という施策を始めたそうです。退職者の中で、会社に大きな貢献をし、円満な辞め方をした人の中から選抜して、「向こう2年以内は、元の待遇以上で出戻りを歓迎する」という手紙を送り、「ぜひ戻ってきてほしい」という会社の意思を伝えるとのことです。

《小笠原隆夫/ユニティ・サポート》

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