省エネ住宅需要などで成長……富士経済が断熱材・蓄熱材市場調査&予測を発表 画像 省エネ住宅需要などで成長……富士経済が断熱材・蓄熱材市場調査&予測を発表

インバウンド・地域活性

 富士経済が2014年の断熱材、遮熱材、蓄熱材市場と今後の展望についてのレポートを発表。2020年までに断熱材・遮熱材市場は2014年比での107.9%、蓄熱材市場は220%に拡大すると予測した。

 建築業界では、全新築住宅を対象にした改正省エネ基準への適合義務化が2020年までに進められたり、省エネ住宅ポイント制度の導入されたりと、省エネが大きなポイントとなっている。こうした状況を背景に、建築業界における断熱材・遮熱材需要が高まり、市場を牽引している。

 2014年の全体市場規模は6231億円で、うち断熱材・遮熱材が6220億円を占める。富士経済は、2020年には断熱材・遮熱材市場は6712億円と、約8%の伸びを見せると予測している。

 蓄熱材市場は11億円で、蓄熱式床暖房など従来の用途は縮小するものの、パッシブ蓄熱建材や定温輸送用蓄冷剤など比較的新しい市場の拡大が見込まれており、2020年には24億円と2倍以上の市場になるという予測が出された。

 特に注目の市場として挙げられているのは、真空断熱材と潜熱蓄熱材。真空断熱材は現在主に家庭用冷蔵庫に使われているが、国内冷蔵庫製造メーカーの国内生産回帰や、業務用冷蔵庫や冷凍倉庫、住宅用断熱材や自動車での利用といった用途への広がりが期待されることから、2014年の79億円から2020年には111億円市場まで拡大が見込まれている。

 蓄熱式床暖房などに使われる潜熱蓄熱材は、住宅分野などで市場縮小したものの、自動車分野におけるアイドリングストップ車でのエバポレータ用途などが拡大。2014年の市場規模は9億円となった。蓄熱コンテナやパッシブ蓄熱建材などでの需要が見込まれ、毎年10%前後の成長が予想されている。2020年には14年の倍に当たる18億円市場となる見通しだ。
《こばやしあきら》

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