三菱3社が湘南モノレールをみちのりHDに売却 画像 三菱3社が湘南モノレールをみちのりHDに売却

制度・ビジネスチャンス

三菱重工業・三菱電機・三菱商事の三菱3社と、みちのりホールディングス(みちのりHD)は5月22日、三菱3社が保有する湘南モノレール株式をみちのりHDに譲渡する契約を締結した。

湘南モノレールは、大船(神奈川県鎌倉市)~湘南江の島(藤沢市)間6.6kmのモノレール(江の島線)を運営する鉄道会社。1966年、三菱3社や京浜急行電鉄(京急)などの出資により設立され、1970年から1971年にかけて現在の路線が開業した。

フランスで開発され、三菱が技術導入を図った「サフェージュ式」と呼ばれる懸垂式モノレールを採用しており、現存する懸垂式モノレールの営業路線としては、東京都交通局が運営する上野懸垂線(上野動物園モノレール)に次いで2番目に古い。国土交通省鉄道局監修「数字でみる鉄道2014」によると、江の島線の年間輸送人員は2013年度で1009万人。1日1kmの平均通過人員(輸送密度)は1万4717人となっている。

各社の発表によると、三菱重工が55.2%、三菱電機と三菱商事が各18.4%の湘南モノレール株をみちのりHDに譲渡する。これにより湘南モノレール株式の92%をみちのりHDが保有することになる。三菱重工は今回の株式売却について「激化する国際競争への対応が課題となるなか、事業の“選択と集中”により高い成長が見込めるコア事業への経営資源投入を加速することにより、グローバル市場での競争力強化に力を注いでおり、今回の決定もこの方針に沿うもの」としている。

みちのりHDは、経営共創基盤が全額出資する交通事業の経営再建支援会社。福島交通・茨城交通・岩手県北バス・関東自動車・会津バスの交通5社を傘下に置いている。

湘南モノレール、みちのりHD傘下に…三菱3社が売却

《草町義和》

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