ファッションアイテムとして定着……国内メガネ市場、4年連続でプラス成長 画像 ファッションアイテムとして定着……国内メガネ市場、4年連続でプラス成長

インバウンド・地域活性

 生産拠点の海外移行や輸入品との争いのなかでも、活況を見せる市場がある。メガネ市場がそのひとつだ。

 矢野経済研究所が8日に発表した「国内アイウエア市場に関する調査結果 2015」によると、2014年の国内メガネ市場規模(メガネフレーム、レンズ、既製サングラス、既製老眼鏡を対象)は4798億円で前年比1.7%増。ゆるやかな上昇幅ではあるものの、2011年以降4年連続での規模拡大で、矢野経済研究所の予測では2015年も2.3%程度の成長を見込んでいる。

 成長の牽引役となっているのはファッションアイウェア。視力矯正目的に限らず、ファッションとしてメガネをかけたいという従来は存在しなかった層を取り込み、新市場を獲得している。こうした需要から、アパレルブランドや有名キャラクターとのコラボレーションなど、ファッション性を重視した商品展開も増え、好調な結果を生んでいる。ファッションアイウェア市場に限ると、2014年は3628億円規模で前年比3%の成長となっており、矢野経済研究所は2015年には3759億円規模になると予測している。

 海外ブランドの輸入メガネも活性化しており、円安やインバウンド需要もあって、成長率は前年比で12.1%増の334億円と大きな成長を見せている。特に3万円以上の高価格帯が好調で、金額ベースでの市場拡大に貢献している。

 低価格帯の製造小売りの登場が、ファッションとしてメガネをかける層の発掘につながったメガネ市場だが、インポートブランドの高価格帯需要など、今後は高級路線での強化も並行して進むと見られる。矢野経済研究所は国内メーカーの課題として、ファッションアイウェアのシニア層への拡大や、検眼やフレーム調整なしで購入できるネット通販の強化、日本の伝統技術を活用しての海外展開を挙げており、富裕層向け市場などの強化がさらなる市場活性化の鍵と分析している。
《こばやしあきら》

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