中国爆買い効果か?――外国人消費動向調査で5期連続過去最高値更新 画像 中国爆買い効果か?――外国人消費動向調査で5期連続過去最高値更新

海外進出

 30日、観光庁が2015年1-3月期の訪日外国人消費動向調査を発表。同四半期の消費額は7066億円で、1四半期の過去最高値を更新した。1四半期あたりの過去最高値更新はこれで5期連続となる。

 2015年1-3月期の訪日外国人による消費総額は前年同期比で64.4%と大幅に増加。旅行者ひとりあたりの消費額も17万1028円と、前年同期の14万9517円から14.4%アップしている。

 消費増加を牽引しているのはやはり中国だ。消費総額は前年同期の1187億円から2倍以上の2775億円に急増し、訪日外国人の全消費の39.3%を占めている。国籍別では台湾(1063億円)、韓国(725億円)がこれに次いでいる。

 観光・レジャー目的の訪日外国人の消費内訳を見ていくと、もっとも大きいのは買い物代でひとりあたり7万3176円。とりわけ中国人観光客は飛び抜けており、ひとりあたり17万9902円にのぼっている。ひとりあたりの買い物代は、中国に次いで香港(7万2177円)、タイ(7万2035円)、台湾(5万2415円)が続いており、小売店のインバウンド対策としては中国のほかにこうした国々への対応を意識する必要がありそうだ。

 ひとりあたりの消費の伸び率としては娯楽サービス費への支出が大きく伸びており、全体平均で前年同期比で87.5%増となっているが、金額ベースとしては6416円と比較的小さい。ただし、オーストラリア人観光客に関しては、娯楽サービス費が前年同期比274.7%増と大幅に増加。金額としてもひとりあたり3万2591円と他国の観光客に比べて大きい。平均滞在日数が13泊と長いこともあり、宿泊費(ひとりあたり10万4899円)、飲食費(同4万9919円)も総じて高く、観光産業や娯楽・サービス産業は中国以上に意識したい層といえるだろう。
《こばやしあきら》

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