【地方発 ヒット商品の裏側】女子高生が生みの親?――「世界で2番めにおいしい焼きたてメロンパンアイス」はどのようにして誕生したか

インバウンド・地域活性

世界で2番めにおいしいというメロンパンアイス
  • 世界で2番めにおいしいというメロンパンアイス
  • 旅館の敷地で販売をはじめたころの写真
  • グランタス 取締役副社長 三上史朗氏
  • 取材時も行列が
  • 店舗の看板
  • JR金沢駅前
 金沢市発祥のヒット商品に「世界で2番めにおいしい焼きたてメロンパンアイス」というスイーツがある。2013年8月に最初の店舗(広坂本店)がオープンしてから瞬く間に行列ができる人気商品となり、全国ネットのテレビでも頻繁に取り上げられ今やその知名度は全国区だ。系列の店舗も2015年4月現在で、群馬、千葉、横浜、渋谷、名古屋など22店舗となり、沖縄の出店も予定されている。

 まさに地方発のヒット商品と呼べるものだが、そこに至る道は平たんではなかった。「世界で2番めにおいしい焼きたてメロンパンアイス」(以下:メロンパンアイス)を販売し、全国展開しているのは「グランタス」という企業だ。開発したのはグランタス 取締役副社長 三上史朗氏。グランタスを興す前はメロンパンの移動販売をしていたという。どういう経緯でメロンパンアイスを発明し、また全国に広めていったのだろうか。

■20代、30代は逆境を原動力にしていた
 三上氏は、20代のころは都内大手商社のグループ企業に属していた営業マンだったそうだ。成績は上位だったそうだが上司とぶつかることもあり、結局その商社は辞めることになった。その後石川県に戻りお見合いイベントの会社を興す。これは、インターネットの普及とともにオフラインでのマッチングに見切りをつけ、次は飲食店経営に乗り出した。しかし、建物のトラブルから事業に支障をきたし、テナントの大家ともトラブルとなり、店をたたむことになってしまった。やむなく始めたのがメロンパンの移動販売だった。

 波乱続きの20代、30代、40代、三上氏は「商社マンだったころや金沢で事業をしていたころも、正直なところ、会社やトラブルのあった人を恨むこともありました。その後に始めた移動販売も天候に大きく左右されるなど安定しないこともあり、どちらかというとネガティブな気持ちを原動力に仕事をしていたんですね。」と振り返る。

 しかし、3.11の震災を見てこの考え方が変わったという。
《中尾真二/HANJO HANJO編集部》

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